助産院で使用するアロマは、100%天然の植物から抽出し合成の化学香料が混じっていない本物のエッセンシャルオイルです。
エッセンシャルオイル(精油)とは
日本では「精油」とも言われています。
エッセンシャルオイルは、植物の花、葉、果皮、樹脂、根、種子などの有効成分を 水蒸気などで凝縮し 抽出した天然の素材「植物の命」であり、植物の本質を意味するところから「精」と表現されています。また、「油」は、実は いわゆる油(液状)や脂(固体状)を指すのではなく、エッセンシャルオイルが水に溶けにくく アルコールや油脂によく溶ける、水より軽いため水面に浮く性質から、日本では「油」という表現が使われているようです。エッセンシャルオイルは油というよりもアルコールに近い物質です。
「精油」の正体は、有機化合物。天然の化学物質が数十から数百種類集まってできたものです。これらの有機化合物は、その構造や働きにより、いくつかのグループに分類されます。例えば、アルコール、アルデヒド、ケトン、エステル、フェノール、炭化水素など。どのグループの成分がどの程度含まれているかが、その精油の香りや働きに影響を与えます。エッセンシャルオイル(精油)とは、芳香性・揮発性・脂溶性の各種を持つ有機物質です。
人類最初の薬
植物は 地球の生態系のバランスに重要な役割を果たしているだけでなく、太古から 人間の肉体的、心理的、精神的な健康に深い関わりをもっています。現在もなお 膨大な研究と発見の対象です。
紀元前4500年にさかのぼる記録や、古代エジプトの壁画には、香油の壷や香炉を神にささげる人物が描かれており、「香り」が当時の生活に根づいたものであったことを示しています。
インダス文明の遺跡からは、エッセンシャルオイル(精油)を抽出するための器具が発見されたという記録もあります。また中国でも、2~3世紀の漢の時代にまとめられ 5世紀末に再編された漢方の原典のひとつである「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」には「自然界で薬に使えるもの」として750種類の物質があげられていますがそのうちの多くは植物です。つまり植物は、人類最初の薬として用いられていたと思われています。
ヤングリヴィングのエッセンシャルオイル
エッセンシャルオイルの代表的な抽出方法は、水蒸気蒸留法、圧搾法、溶剤抽出法です。
当院で使用しているヤングリヴィングのエッセンシャルオイルは「SEED TO SEAL」~種の選定から製品まで~ をモットーに、厳選された種を使い、有機栽培で育て、日照条件、収穫の時期、蒸留方法など、それぞれの植物に適した方法を取り入れ抽出し、何度も何度も品質試験を行い、全く混ぜ物のない最高品質のもののみをパッケージし、世に送り出されています。世界でもまれにみる 最高級のオーガニック、エッセンシャルオイルです。